米レンタカー大手ハーツ・グローバル・ホールディングスは大手債権者と債務の返済猶予で合意できず、早ければ22日夜にも連邦破産法の適用を申請する準備をしている。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、政府による航空・地上の移動制限でレンタカー市場が大きな打撃を受けており、ハーツは数日内に連邦破産法第11条(民事再生法に相当)の適用を申請する計画だ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による米国旅行者への影響に起因する企業破綻としては最大級の規模となる。