新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する新たな研究結果から、抗マラリア薬に治療効果は見られず、むしろ心疾患や死を招くリスクが高まる恐れがあることが明らかになった。  英医学誌ランセットが22日、研究結果を公表した。それによると、抗マラリア薬の「クロロキン」や「ヒドロキシクロロキン」を投与された患者について、他の治療法を施された患者と比較したが、治療効果は確認されなかった。  一方で、不整脈や死亡のリスクを高めているようだと指摘している。