店舗や学校は閉鎖され、人々は家に閉じこもった。だが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でも米国人はクロックスを買うのを止めなかった。クロックスは見た目はさほど魅力的ではないが、足に優しい発泡プラスチック製の靴として知られている。コロナ時代をうまく乗り切っている数少ない小売りブランドの1つだ。一部の人にとってクロックスは、誰からも見られない時にはくのにはうってつけの靴となっている。一方、カラフルなクロックスでファッションを主張する人もいる。15年前に初めてクロックスを見た時に決して買わないと誓ったカリーナ・サウシードさん(26歳)だが、「クロックスはクールだと考え始められている」と話す。