「あなたはワシントン・キャピタルズの熱烈なファンでしたね。ゲームの応援に気持ちよく行けるようになるのはいつだと思いますか?」
5月17日に米CBSニュースが放送した番組で、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長はそう尋ねられた。ワシントン・キャピタルズとはNHL(北米プロアイスホッケー・リーグ)のチームの一つ。2018年に優勝したこともあって米ワシントンでの人気は近年非常に高い。パウエル氏はこう答えた。
「それは大きな問題だ。すぐにそうなることを私は望んでいる。だが、次のシーズンより早くはならない。それはウイルスの状況次第なので、言い方はとても難しい。一般的に言うなら、公衆を集めるスポーツイベントやコンサートなどが元に戻るのは最後だろう」
新型コロナウイルスの影響でNHLの今シーズンは3月に中断。次シーズンは10月からだ。ただし、パウエル氏は状況を楽観していない。「専門家が言うように感染の第2波はあり得る。それによりロックダウンや経済鈍化をもう一度実施するならダメージは非常に大きい。第2波を避けることは非常に重要だ、非常に重要だ」。