夏が近づくにつれ、消費者がビールやソフトドリンクに支払う金額が増えるかもしれない。原因は、飲料に含まれる「泡」の価格の上昇だ。「これは大きな懸念だ」。醸造所と飲食店で200人超を雇用しているロシアン・リバー・ブリューイング(カリフォルニア州サンタローザ)のオーナー、ビニー・シラーゾ氏はこう述べた。同氏が二酸化炭素(炭酸ガス)に支払う金額は先月以来25%増えたが、今のところ上昇分は転嫁せず吸収している。テキサス州のマセソン・トリ・ガスはロシアン・リバーに供給するのに十分な二酸化炭素をカリフォルニア州で確保できないため中西部からトラック輸送している。請求額が増えたのは追加的な輸送コストを反映しているためだ。マセソンの広報担当者はコメントを控えた。
コロナ余波、炭酸飲料の泡が減る?
ガソリン需要の減少で炭酸ガスの生産量が低下
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