――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  世界の注目は、重力に逆らうかのようなS&P500種指数のパフォーマンスに集まっているが、日本の上場企業は過去10年の大半にやってきたことを地味にやり続けている。淡々とアウトパフォームしているのだ。  東証株価指数(TOPIX)はドル建て換算で、世界の株価がピークをつけた2月12日以来、8%値下がりしている。これに対し、S&P500、MSCI新興国指数、ユーロ・ストックス指数は同期間にそれぞれ11.5%、16.5%、19.8%の下落となっている。