米宇宙開発ベンチャーのスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)は27日、悪天候を理由に有人型宇宙船の打ち上げを延期した。宇宙船には米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士2人が搭乗する予定だったが、現地で竜巻警報などが出されていた。  延期は発射まで20分を切ってから決められたが、その時点までのカウントダウンは問題なく進み、打ち上げに影響を与えるような技術的問題を管制官が示すこともなかった。  27日夕方に予定されていたミッションは、民間企業が商用開発した宇宙船を使い、国際宇宙ステーションまで有人飛行を実施する史上初のケースとなる予定だった。