「訳ありなご家族ですよね。普通は家族だんらんの写真とかあるのに、なぜそんな写真しかないのか?」と私は聞きました。

 レッドスター曰く「旦那さんが昔の写真を全て処分していた」。

 レッドスターは奥さんから旦那さんの行動範囲を聞き込みしたそうです。こういう時、失踪人は実家など足がつくところには行きません。奥さんが旦那さんの知人をあたったところ、東京の北区にいるかもしれない…というアバウトな情報しか集められませんでした。

 それでも、警察に届け出を出しても何も手がかりがつかめず奥さんが困っていたので、依頼を引き受けたそうです。

都市伝説みたいな話
旦那さんはスパイだった?

 レッドスターは3日間、北区中のインターネットカフェを探したけれど見つからず、結局は消息不明で終わったそうです。

 レッドスター曰く「都市伝説みたいな話だけど、実は旦那さんがスパイで、任務が終わり元の生活に戻ったってパターンかもね」とニヤリと笑みをこぼしていました。

 失踪人捜索の場合、依頼者からの情報がしっかりそろっていないと、料金だけがかかってしまい、われわれ探偵も力を発揮できないですし、時間がたつと捜索はより困難になります。どんなささいな情報でもいいので整理しておいてもらえると助かります。

 ちなみに、「探偵あるある」なのですが、奥さんから旦那さんの浮気調査を頼まれて現場に行ってみると、キョロキョロと後ろを振り返る旦那さんがいます。過去に奥さんが他の探偵を使って調査したことがあると、旦那さんの警戒心が強くなります。