米黒人男性の死亡事件を発端とする抗議活動は2日も国内複数の都市で続いた。前日夜に多くの被害や逮捕者が出たことから夜間外出禁止令が強化された都市もあり、当局は夜間の混乱に備えた。2日午後にはニューヨーク、ロサンゼルス、フィラデルフィア、シカゴ、ミルウォーキー、首都ワシントンなどで多数の人々が集まり抗議デモを始めた。夜間に起きている暴動とは異なり、日中のデモ行進はおおむね平穏だと地元当局者は指摘する。黒人男性のテレル・ステプニーさん(27)はこの日、フィラデルフィアで初めて抗議活動に参加。涙を浮かべながらバリケード越しに白人警察官と10分間会話し、警官とコミュニティーの団結を求めた。「われわれ全員のことを恐れるなと彼らに伝えるためだけにここに来た」と述べた。
米の夜間外出禁止令、各地で強化 抗議デモ続く
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