――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  新型コロナウイルス危機はあとどのくらい世界経済を圧迫するのだろうか。米株式市場は投資家に紛らわしい答えを示している。  2月から3月にかけてパンデミック(世界的大流行)の規模が明らかになるにつれ、勝ち組と負け組は予想通りに反対方向へ動いた。旅行や大規模な集まりに頼る企業の株価は急落する一方、「ステイホーム」関連は絶好調となった。  在宅勤務で使われる備品のプロバイダーや遠隔医療会社、清掃用品メーカー、食品宅配事業などは勝ち組に入った。