新型コロナウイルス流行に伴う影響が米国経済全体に広がる中、多くの企業が最高経営責任者(CEO)の給与を削減した。今年まで強気相場に乗って記録的な報酬を得てきた企業トップにとって反転の状況となった。ウォールス・トリート・ジャーナル(WSJ)の分析によると、大企業のCEOの2019年の給与額は過去最高を記録した。たが新型コロナ流行で世界的に商取引がまひしたため3~4月は多くの企業が給与を大幅に削減。ただ今年は、役員報酬の大部分を占める株式報酬を変更した企業は今のところほとんどない。報酬コンサルティング会社ファリエント・アドバイザーズのロビン・フェラコーネCEOは、これまでとは違い今の問題は「通常の給与をどれだけ上げるかということではなく、いつ以前の給与水準まで戻すかということだ」と述べた。
米企業CEOの給与、大幅削減も株式報酬はそのまま
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