――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  5日発表された米雇用統計の正確性を疑う理由はさまざまある。だからといって、雇用市場が底入れした可能性が統計からうかがえることは、無視すべきではない。  そこで大きな疑問となるのは、回復が今後どう進展するかだ。  米労働省が発表した5月の非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比250万人増加し、失業率は4月の14.7%から13.3%に低下した。統計は完全に予想を覆した。