アップルの「現実歪曲(わいきょく)空間(スティーブ・ジョブズ氏のカリスマ性などを表現する言葉)」と呼ばれる能力は、同社がついにパソコン「Mac(マック)」のプロセッサーを内製化する場合に大いに活用されるだろう。同社は「iPhone(アイフォーン)」「iPad(アイパッド)」「Apple Watch(アップルウオッチ)」向けの自前の半導体設計に成功していることから、そうした動きは何年も予想されてきた。今や現実はすぐ手の届くところに近づいたのかもしれない。ブルームバーグは9日、アップルが初のマック向け自社設計プロセッサーを22日に開幕するオンラインの開発者会議WWDCで発表する可能性があると伝えた。