エンリケ・マルケスさんは新型コロナウイルス流行を受け、フェイスブックに自身が運営する犬のしつけ教室の広告を出すのをやめた。代わりに、フェイスブックのチャット機能を使って、クラスをライブ配信したりトレーニングを行ったりしている。フェイスブックは、新型コロナ流行で苦境に陥った中小企業が利用できる電子商取引(EC)・コミュニケーションプラットフォームへと変貌しようとしている。マルケスさんのケースはまさに同社が推進していきたいと考えていることだ。フェイスブックはこの数カ月、中小企業を支援するための新たなサービスを相次いで発表した。マルケスさんがジョージア州で営む「ドッグワークス」のような企業が自社のプラットフォームを利用しやすくすることで、中核事業の広告ビジネス成長の新たな原動力となることをフェイスブックは期待している。
フェイスブック、コロナ苦の中小企業を「友達」に
ECプラットフォームへの変貌めざす
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