中国の動画ストリーミング市場は統合が待たれていた。どうやらようやく、その時が来ているのかもしれない。中国最大の人気を誇るソーシャルメディア「微信(ウィーチャット)」を擁するテンセントホールディングスは、動画配信の競合iQiyi(愛奇芸)の筆頭株主となることに関心を示している。ロイター通信が16日に報じた。愛奇芸は中国検索エンジン最大手の百度(バイドゥ)が56%を保有する。報道によると、テンセントはバイドゥに株式取得を打診したが、協議はまだ初期段階にある。テンセントはコメントを控えているものの、報道を受けて投資家は舞い上がった。16日の株式市場で愛奇芸は26%急伸し、バイドゥは5%上昇した。バイドゥの広報責任者は愛奇芸について、同社コンテンツのエコシステム戦略にとって重要な構成部分であり、開発を支え続けると述べた。
テンセントと百度、動画統合なら待望のドラマに
中国の動画ストリーミングサービス2強が手を組むのは理にかなう
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