米飲料・食品大手ペプシコの加工食品部門クエーカーオーツは17日、パンケーキミックスやシロップのブランド「Aunt Jemima(ジェマイマおばさん)」を廃止すると発表した。黒人女性を描いた商品容器のデザインが人種差別的と判断した。クエーカーオーツは黒人女性の肖像の使用をやめ、ブランド名も変更するとしている。新たな名称は明らかにしていない。同ブランドの歴史は1889年までさかのぼる。クエーカーオーツは1926年にブランドを買い取り、89年には肖像のデザインを刷新した。ペプシコは2001年にクエーカーオーツを買収した。ペプシコのクエーカー事業を担当するクリスティン・クローフル氏は同ブランドについて「発祥が人種的なステレオタイプに基づいていることは認識している」とし、ブランド刷新などの取り組みは「十分ではなかった」と述べた。