コロナ就活で勝つのが「基礎体力型」の学生である理由
コロナ就活で内定を勝ち取れる学生とは? Photo:PIXTA

新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている今年の「コロナ就活」。就活生たちは、オンライン面談への対応や先行きの不透明化、景況の悪化などから大きな不安を抱いている。しかし、こうした逆境においても、企業に強くアピールできる就活生には特徴がある。武蔵野学院大学客員教授で、12年にわたり就職率100%を誇る伝説のゼミを持ち、学生の就活を指導してきた吉井伯榮氏が、コロナ就活で勝てる就活生の傾向を解説する。

コロナ禍で急速に進んだ
就活の「オンライン化」

 今年の就職活動の大きな特徴は、オンライン化だということは言うまでもありません。学生たちを集めて説明会などが行えないため、変化を余儀なくされた企業側は、オンライン説明会やオンライン面接などを全面的に押し出した採用活動に切り替えています。

 従来の就活の流れは、(1)企業説明会、(2)エントリー、(3)SPI(筆記試験)、(4)グループワーク(ディスカッション)、(5)集団面接、(6)個人面接(一次・二次・最終)、(7)内定、という流れになりますが、オンラインにシフトしたおかげで、多くの企業が(4)のグループワーク(ディスカッション)を中止せざるを得なくなったようです。

 その分、オンラインでの個人面接に比重を置くようになりました。例えば、阪急交通社では、1人の学生に15分~20分程度の時間を割き、「質問に対してどのように答えるか」「それはしっかり考えたことなのか」などを見ながら、オンラインで一次面接をしたそうです。ディスプレーでの情報しか得られませんが、質問に答える際の所作や話し方、考え方等に比重を置いて自社に適した学生か否かを判断しているものと考えられます。

 緊急事態宣言は解除されましたが、この数カ月間行ってきたオンラインでの説明会や面接が、「対面方式」に急に切り替えられることはないでしょう。3密のリスクがこれからも当分続くだけでなく、人事担当者もリモートワーク中心の業務となっているので、企業側は状況を見ながらもオンラインでの採用活動をこのまま継続するはずです。