米国内の多くの地域で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が勢いを増し、ここ2週間近くは感染速度も上がっていることが分かった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の分析では、この傾向は検査数の増加だけが原因ではないことも明らかになっている。WSJが米ジョンズ・ホプキンス大学のデータを分析したところ、米国内ではオクラホマやサウスカロライナ、そしてワシントンなど33の州で、新規感染者数の7日間平均が24日に過去2週間の平均を上回っていた。6月初めに同様の状況にあったのは21州だったため、新規感染者が増えていることが示された。米国内では4月末以降、新規感染者数の7日間平均が14日間平均の伸びを下回っていたが、13日以降は上回り続けている。1週間と2週間の新規感染者数の平均を調査することで、週末に感染者数を報告しない州などの影響を受けずに比較することが可能になる。
新型コロナ感染者、米で増勢傾向 経済再開にブレーキも
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