近年、インド市場で中国製家電が好調だ。これらの家電は、両国間の地政学的な緊張もうまく切り抜けられるはずだ。今月に入り、人口世界1位と2位の両国国境で死者を出す衝突が起こったことにより、インド国内の反中感情はますます増幅されている。インド兵20人が死亡した今回の衝突以前から、インドではオンライン上で、中国のスマホアプリを削除する運動が起きていた。インド当局者はこのほど、国営通信企業に対し、今後の第4世代移動通信システム(4G)のネットワーク向けに、華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)などの中国サプライヤーからの機器調達を禁止する方針を明らかにした。政府はまた、新たな第5世代移動通信システム(5G)で中国ベンダーと協業をしないよう非公式にけん制した。