ソーシャルメディアの普及が著しい昨今。情報収集はもっぱらTwitterやFacebookを活用しているという方も多いに違いない。だがその一方で、どのソーシャルメディアを見ても「話題になっているのは同じニュースばかり……」と感じることも多いのではないだろうか。

Twitter、Facebook、はてなブックマークから、それぞれのサービスでのみ話題となっている情報を抽出、一覧表示してくれる「SoGap」。RSSリーダーにぜひ登録しておきたい。

 そんな悩みを解決してくれそうなサービスが「SoGap」である。Twitterのツイート数、Facebookの「いいね!」数、はてなブックマーク数の「ギャップ」に注目し、それぞれのソーシャルサービス内のみで上位にあるトピックを表示してくれるウェブサービスだ。つまり、ソーシャルメディア全体で広く話題となっている情報を敢えて除去し、各ソーシャルサービスの傾向や特徴を色濃く反映した記事を一覧にしてくれるのである。

「同じようなソーシャルサービスに見えても、インターフェースの違いや参加しているユーザーの微妙な違いで、盛り上がる話題は違ってきます。ですが、多くのユーザーが利用するようになると、誰もが知っているような情報も数多く集まるようになります。そこで、ウェブサービスごとのニッチな話題を抽出する手法があればよいのではないか、と考えました」(SoGap管理人 tt_clown氏)

 個人開発のサービスながら、独自のアルゴリズムを用いて算出されている記事は、いずれも“大きなニュースではないものの、興味深い”ものが多く並んでいる。もちろん開発に際しての苦労は多く、どんな記事を“ニッチな話題”として表示させるかは「現在でも頭を悩ませている」(同氏)という。

 例えば、「リツイート数10、いいね!数0」の記事と「リツイート数100、いいね!数20」の記事とでは、どちらをよりニッチであると判断するかは難しい。「いいね!」数がゼロのほうをニッチだという見方もできれば、リツイート数と「いいね!」との差が80もあるのだから、そちらのほうがニッチだともいえるからだ。