スパイのスキルは「ビジネススキルの宝庫」だった!すばらしい実績を残したCIA諜報員におくられる賞を約10年の在職中に2度も受賞した著者が、訓練で身につけたそのスキルの中から、ビジネスでも使える実践的な技を教える『超一流の諜報員が教えるCIA式 極秘心理術』がついに発売。
 佐藤優氏「競争に勝つための表技と裏技が盛り込まれた、強いビジネスマンになるための必読書」と絶賛する同書より特別に一部公開します。

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相手の「学習スタイル」にあうコミュニケーションで関心をひく

 スパイは人間の行動に関して、万事を意識するように訓練を受けている。そのなかには、人それぞれの「学習スタイル」も含まれる。

 人が情報を処理するスタイルを把握できれば、あなたはいろいろなタイプの人とコミュニケーションをはかりやすくなる。相手の関心をひくやり方で情報を伝え、心をわしづかみにするような方法で提案できるようになれば、もっと強靭で、もっと有意義な関係を築けるようになる。

「学習スタイル」は、おもに次の4種類に分けられる。

1.聴覚学習スタイル
 このスタイルの人は、学校の授業がよく理解できたはずだ。教室の授業のように、情報を口頭で伝えられるのを好む。口頭での説明にボディーランゲージが加われば、いっそう理解しやすい。

2.視覚学習スタイル
 このスタイルの人は、ただ口で説明されるだけではなく、実際に目の前でそれが機能するところを見せてもらう必要がある。写真、絵画、図表、グラフ、リストなどがあれば、その内容をしっかりと理解できる。

3.身体感覚学習スタイル
 このスタイルの人は、実際に物に触れ、その素材の感触、手触りを確かめるのが好きだ。何事も自分でやってみて、そこから学ぶ。また学習している最中に、動きまわるのが好きな人も多い。

4.読み書き学習スタイル
 このスタイルの人は、読んだり書いたりしていると、スムーズに学ぶことができる。本に記されている情報をしっかりと把握し、吸収することもできるし、それを自分なりの言葉に置き換えて理解することもできる。

「この人はコミュニケーション能力が高い」と思われたいのなら、日々のビジネスの場で、相手がどんな学習スタイルにあてはまるのかを推測しよう。

 相手の要望に応じて、異なる学習スタイルを使いわけられるようになれば、以前より明確にコミュニケーションをはかれるようになり、相手との信頼関係を強化し、ついには売上を伸ばせるようになる。

(本原稿は『超一流の諜報員が教えるCIA式 極秘心理術』ジェイソン・ハンソン著、栗木さつき訳の抜粋です。本書では「学習スタイル」を活かしたコミュニケーション法を紹介しています。)