米国の大学は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中、この秋にキャンパスで授業を再開するため、各大学の保健部門が主導して学生や教員やスタッフの広範かつ頻繁な検査を行う計画を打ち出している。国の検査能力が追い付くのかどうか懸念する声もある。テキサスA&M大学システムは14日、口腔(こうくう)用綿棒付きの検査キット1万5000個を毎月送るようカリフォルニアの検査会社キュラティブと交渉していることを明らかにした。カリフォルニア州オレンジ郡のチャップマン大学は165万ドルを投じ、ラボラトリー・コープ・オブ・アメリカ・ホールディングスと大規模検査で契約する。プリンストン大、ハーバード大、マサチューセッツ工科大(MIT)は、学生がキャンパスに到着した際に検査を行い、その後も定期的に検査を続ける。ハーバードは、キャンパスに住む学部生の検査を3日に1回する計画だとしている。インディアナ州のパデュー大学は先週、キャンパスの戻る学生4万人超に検査を義務付けると述べた。