京都アニメーションの八田英明社長
記者会見する京都アニメーションの八田英明社長(7月18日撮影、京都市下京区) Photo:JIJI

36人が死亡、33人が重軽傷を負った京都アニメーション放火殺人事件は18日、発生から1年を迎えた。殺人や現住建造物等放火などの疑いで逮捕・送検された青葉真司容疑者(42)は京都地検が6月から鑑定留置しており、その結果を踏まえて起訴するかどうか判断する。青葉容疑者は事件直後、取り押さえられた際に「俺の作品をパクった」などと叫び、京都府警の聴取に対しても「ツルネ-風舞高校弓道部-」の一部シーンを指して「盗用された。京アニが許せなかった」と供述していたことが判明。しかし、青葉容疑者が応募した小説は形式的な不備で審査さえされておらず、京アニ関係者の目には触れていない。捜査関係者は青葉容疑者が一方的な思い込みで恨みを募らせ、犯行に及んだとみている。(事件ジャーナリスト 戸田一法)

「無念で断腸の思い」と弔辞

 現場となった京都市伏見区の京阪電鉄宇治線・六地蔵駅前の第1スタジオは解体され、1年前に事件があった7月18日、白いテントに覆われた跡地で追悼式が開かれた。

 追悼式は事件があった午前10時半に始まり、喪服に身を包んだ85人の遺族らが参列。犠牲者を悼んで黙祷(もくとう)を捧げ、献花した。