米連邦準備制度理事会(FRB)は29日、米経済は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で大きな難題に直面しているとの認識を示し、将来の回復を支えるため積極的な措置を講じると改めて強調した。FRBは2日間の連邦公開市場委員会(FOMC)を終えて公表した声明で、「経済の道のりはウイルスの行方に著しく左右される」と指摘。さらに、「現在の公衆衛生上の危機は目先の経済活動、雇用、インフレに重くのしかかり、中期的な景気見通しに相当なリスクをもたらしている」との認識を示した。新たな政策措置は発表しなかった。