米アップルの音声型アシスタント機能「Siri(シリ)」が自社の特許を侵害しているとして、人工知能(AI)を手掛ける中国の上海智臻網絡科技がアップルを上海の裁判所に提訴したことが3日、明らかになった。訴えが認められれば、世界第2位の経済規模を持つ中国で多くのアップル製品が販売できなくなる可能性がある。「Xiao-i(シャオアイ)」の名前でも知られる上海智臻網絡科技は同日出した発表文で、アップルに対し約100億人民元(約1518億円)の損害賠償を求めたと述べた。同社は同時に、特許を侵害するアップル製品の販売や生産、製品使用を停止するよう求めた。アップルは現時点でコメントの求めに応じていない。