文在寅大統領
文在寅大統領の暴走が止まらない Photo:YONHAP NEWS/AFLO

 文在寅政権は総選挙で圧勝して以来、その本性をあらわにしている。民主主義を踏みにじり、政権の思いどおりに政治を動かそうとしているのだ。そこには野党との対話どころか、必要な手続きすら無視している。

 法案を勝手に議決し、検察・警察権力を完全に掌握して自らの不法行為を不問にさせることを狙っている。今後、首都さえも勝手に移転させかねない情勢だ。もはや文政権の横暴を止める術はなくなったのかもしれない。

文在寅は民主主義を放棄した

 文政権の下では国会は機能を果たしていない。国会は審議もせず、政権の意向を追認した法律を通す、「ラバースタンプ(ハンコを押すだけの)国会」になっている。

 与党「共に民主党」は7月30日、国会本会議を招集。住宅賃貸借契約に契約更新請求権制と「チョンセ(賃貸借契約の時に、あらかじめ一定額の保証金を貸主に預け、借主は毎月の家賃は支払わない方式)」および「ウォルセ(貸主に毎月の家賃を支払う賃貸方式)」契約の際に、保証金の上限を導入する「住宅賃貸借保護法」改正案を成立させた。

 政府は31日、緊急の閣議を開催、この法律を審議・議決したうえで、同日中に官報に掲載(公布)し、施行した。

 与党「共に民主党」は、前日にこの法案を国会法制司法委員会に提出し、野党が反発する中、「起立採決」によって可決した。野党第一党の未来統合党は、「共に民主党」による一方的な採決に反発して採決に参加しなかった。法案成立の過程では、国会法によって規定された小委員会に置ける法案審査、逐条審査、討論などは省略されたという。この強引な手法には、「共に民主党」の内部からも「多数決の暴力も問題だ」という批判が出ている。