リモートワーク
リモートワークで大きな成果を上げてきた経営者だからこそ語れるリモートワークのヒント(写真はイメージです) Photo:PIXTA

レビュー

 新型コロナウイルスの影響でリモートワークになった人は多いのではないだろうか。突然の働き方の変化に戸惑っている人もいれば、「どうやってリモートワーク体制をうまく回そうか」と悩んでいる経営者もいるだろう。本書『リモートワークの達人』はそんな、リモートワークという働き方に課題を抱えている人におすすめの一冊だ。

『リモートワークの達人』書影
『リモートワークの達人』 ジェイソン・フリード デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン著 高橋璃子訳 800円+税

 本書の著者は、IT業界で非常に有名なプロジェクト管理ツール「ベースキャンプ」を運営している企業の創業者と共同経営者だ。同社は、1999年の創業以来20年にわたってリモートワークで経営されてきた。そしてベースキャンプは、世界中に数百万人ものユーザーがおり、業績は好調だ。

 本書には、リモートワークで大きな成果を上げてきた経営者だからこそ語れるリモートワークのヒントが詰まっている。リモートワークのメリットはもちろん、リモートワークの落とし穴や、さらにはリモートワークを円滑に行うための人材採用術にまで言及している。リモートワークだとテキストでのやり取りがメインとなるため、ちょっとした言葉のあやで空気が悪くなりかねない。そのため、人柄に注目して社員を採用すべきだというアドバイスは、リアリティに溢れていた。

 リモートワークは今後、日本でも浸透する可能性が高い。実践的なノウハウが詰まった本書を読んで、来るリモートワークの流れに乗ろう。(森本進也)