新型コロナウイルスのワクチンに製薬会社がどれくらいの価格をつけるのか、その詳細が明らかになってきた。1回の接種につき数ドルから、1人の投薬量に対し70ドル(約7400円)を超えるものまである。5日に発表された製薬会社と米国など各国政府の契約によれば、予防接種の価格は1回10ドルから37ドルとかなり幅がある。それ以前では4ドルの契約例もあった。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、米国での使用分として1億回分のワクチンを供給し、見返りに米政府から10億ドル以上受け取ることで合意したと発表。1回分がおよそ10ドルということになる。J&Jはすでに4億5600万ドルのワクチン開発資金を米政府から提供されている。