米ファストフードチェーン大手マクドナルドは10日、昨年11月に解任したスティーブ・イースターブルック前最高経営責任者(CEO)が複数の従業員との性的関係について取締役会に虚偽の証言をし、役員としての信任義務に違反したとして、同氏を提訴した。支払った退職金などの回収を目指す。マクドナルドの訴状によれば、イースターブルック氏はある従業員と短期間、合意の上でテキストメッセージと動画を通じ交際していたことが解任前の調査で明らかになった。ただ、同氏は従業員との肉体関係は否定していた。先月になってイースターブルック氏とある従業員との関係について匿名の情報が寄せられたため、マクドナルドは調査を再開した。調査によると、イースターブルック氏はさらに3人の従業員と性的な性質の関係を持ち、自身の行動について昨秋の初回調査でうそをつき、証拠を破棄したという。
米マクドナルド、前CEOを提訴 社員との関係で虚偽証言か
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