【ロンドン】英国統計局(ONS)が12日発表した4-6月期の国内総生産(GDP)は前期比20.4%減となり、先進国の中で最大の落ち込みを記録した。年率換算では59.8%減だった。  新型コロナウイルス禍の経済的影響が欧州諸国の中で最も大きかったことが浮き彫りとなった。英国は新型コロナによる死者数でも欧州で最多となっている。  4-6月期のGDPは、米国とドイツが10%前後の減少。イタリアは12%減、フランスは14%減、スペインは19%減だった。  最新の統計によると、日常生活の制限が緩和され労働者の職場復帰が徐々に進む中、英経済はすでに回復しつつある。