新型コロナウイルスの感染拡大はスポーツ界にも多大な打撃を与えた。
プロアマ問わず、多くの大会や試合が延期されたり、中止になったりした。緊急事態宣言全面解除後、再開したプロスポーツの試合の多くは無観客で行われた。
その後7月中旬より、プロ野球やJリーグでは人数を制限した上で観客を入れた試合の実施が始まっている。感染防止対策のためさまざまな制約が設けられているものの、少しずつスポーツを楽しむ日常が戻ってきたといえそうだ。
では実際、スタジアムなどに足を運び、定期的にスポーツ観戦をしている人はどのくらいいるのだろうか。
一般社団法人ストレスオフ・アライアンスは、全国の男女14万人(男女各7万人、20~69歳)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2019』を実施。その中で、「スポーツ観戦」に関する詳細な調査を行っている。
今回は、調査から明らかになった「スポーツを現地観戦する人が多い都道府県ランキング」を紹介していこう。
※集計期間は2019年3月6日~18日。調査機関は株式会社メディプラス研究所。サンプル数は男女各7万人で、各県1000サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正した。今回のデータで使用した「スポーツ観戦(スタジアムなど現場での観戦)」については、1年間の行動回数を全くしなかった、1~4日、5~9日、10~19日(月1日)、20~39日(月2~3日)、40~99日(週1日)、100~149日(週2日)、150~199日(週3日)、200日以上(週4日以上)の9段階で回答を集計。月1回以上の行動者は「年間10日以上」と回答した人を合算して抽出、回答者全体に対する割合を算出した。
「スポーツを現地観戦する人が多い都道府県ランキング」
1位は男性が北海道、女性は広島県に
「スポーツを現地観戦する人が多い都道府県ランキング【男性版】」1位は北海道となった。2位は大阪府、3位は宮城県と、プロ野球チームの本拠地を擁する道府県がトップ3を占めた。
一方、「スポーツを現地観戦する人が多い都道府県ランキング【女性版】」1位は広島県。6年前には「カープ女子」が流行語にもなったプロ野球チーム、広島東洋カープのお膝元がトップとなった。2位には山梨県、3位に男性版1位の北海道がランクインした。
男女ともにトップ10に入ったのは、北海道、宮城県、山梨県、福岡県の4道県。山梨県はプロサッカークラブ、ヴァンフォーレ甲府の本拠地スタジアムがあり、そのほか3道県はプロ野球、プロサッカーともに本拠地スタジアムを擁している。