接触通知が来ても
PCR検査は受けられない?

 翌日、案内されたフリーダイヤルに電話をかけた。回線が足りてないのかつながりが悪く、30回ほど電話をかけ直してつなぐことができた(折り返しの連絡を依頼するWebフォームがあればよいと思った)。結論から言うと、PCR検査をするかどうかは地域の保健所が決めているので住んでいる場所、あるいは濃厚接触の疑われる場所の帰国者・接触者相談センターに問い合わせてほしいとのことだった。この日は祝日であるため、地元の保健所が開くまでさらに1日待つことになった。

山梨県ではCOCOAアプリで接触通知を受け取った人は全員公費でPCR検査を受けることができる(山梨県作成の広報チラシより) 拡大画像表示

 さらに翌日、居住地の保健所に電話をした。こちらも幾度もかけ直した後につなぐことができた。当地の保健所では「具体的に感染者と濃厚接触したという思い当たりがあれば公費でPCR検査を受けられますが、単に通知が来たというだけでは検査は受けられません」という回答だった。アプリによる濃厚接触の通知は何のためなのかと聞いたが「アプリの通知は診断に関係ないので、自覚症状があったらまた連絡をしてください」と返されてしまった。何のための接触通知システムなのだろうか……。

 厚生労働省の窓口の案内にもあったが、PCR検査を受けられるか基準は地域によって異なる。例えば山梨県や熊本市ではCOCOAから接触通知を受けた人は全員PCR検査を受けられる。地方分権の考え方で地域ごとに運用が異なるという話で、たまたま住んでいた場所が悪かったというだけなのだろう。筆者は公費でPCR検査を受けることは諦めた。