ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、全国的な抗議活動に直面する中、自身の任期中に限り権限を委譲する用意があると述べた。反政権派のリーダーが同国を率いる用意があると述べたことを受けたもの。抗議デモは17日で9日連続となった。一部の国営企業の従業員はストライキに突入し、8月9日に行われた大統領選挙への不満を爆発させた。ルカシェンコ氏は、反政権派が不正選挙だと主張している大統領選で、得票率80%で勝利した。同氏はミンスクの国営工場で従業員に、権力の分散を認める新たな憲法の制定に取り組むと語った。同氏は、権限を委譲する意思があるが、国民投票と新憲法の採択が実現した後に限るとし、抗議デモによるものではないと述べた。
ベラルーシ大統領、権限委譲を検討
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