「断ることが苦手……」というビジネスパーソンは少なくないだろう。断っても印象が良い人は、どんな断り方をしているのか。書籍『なぜか印象がよくなるすごい断り方』から一部を抜粋して、「断り方の基本」を紹介する。
断り方の基本は
感謝→結論→感謝の「3K」
断り方の基本中の基本、それは「感謝→結論(断る)→感謝」の形式を取ること。どのような場面、どのような相手でも、この基本形が大事です。
具体的には、たとえば次のようになります。
【ケース1】
友人からの飲み会の誘いを口頭で断る場合
あなた 「誘ってくれてありがとう。(→感謝)でもその日は予定が入ってしまっていて行けそうにないんだ。(→結論)ごめんね」
友人 「そうかぁ、残念」
あなた 「誘ってくれてどうもありがとうね(→感謝)」
【ケース2】
顧客から返品・交換が不可な商品の返品を求められ、断るケース
あなた 「この度は商品をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。(→感謝)大変申し訳ありませんが、そちらの商品は返品不可となっておりまして、返品致しかねます(→結論)」
顧客 「そうなの。じゃあ、仕方ないわね」
あなた 「申し訳ございません。お問い合わせいただきまして、どうもありがとうございました(→感謝)」
「感謝→結論→感謝」の形式とは、このような断り方です。