しかし実際は逆効果です。「行けたら行く」という言葉は、本人が行きたいと思っているのかそうでないのかが判然としないものです。「ほんとうはそれほど行きたくないけれど、都合がつけば行ってもいいと思っている」という意味にも取れるし、「ほんとうは行きたいけれど、行けるかどうかわからない」という意味にも取れるとても曖昧な言葉です。

 言われた人の大半の本音は、「行けるのか行けないのかハッキリさせてほしい」です。

 そして、当日になって行かなければ「あいつはそういうやつだ(思わせぶりなことを言うけれど、本心は違うやつだ)」と思われてしまいます。逆に結果的に行けたとしても、「都合のいいやつ」と思われかねません。

 行きたくないのなら、「行けたら行く」などと言葉を濁さずに、ハッキリと「行けない」と断ったほうが印象はよくなります。

 ただ、ほんとうにスケジュールがハッキリせずに、「行けたら行きたいけれど、予定が決まらない」という場合もあるでしょう。

 その場合は、お誘いいただいたことに感謝し、「行きたいのですが、スケジュールがまだハッキリせず、お約束ができません。決まり次第ご連絡します」と正直に伝えましょう。ポイントは約束できないことには「行きます」と言わないこと。スケジュールが決まり次第、すぐに自分から連絡することです。

※本文は書籍『なぜか印象がよくなるすごい断り方』を一部抜粋して掲載しています。