米食品医薬品局(FDA)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の一部に対する回復期血漿(けっしょう)療法に緊急使用許可(EUA)を出した。臨床試験が続くなか、許可は暫定データに基づいて出された。同治療法に関する基本的な事実をまとめた。highlight type=BOLD回復期血漿療法とはなにか/highlight回復期血漿療法とはなにか回復期血漿とは、COVID-19から回復した患者から集めた血液の液体の部分だ。感染症から回復した人は、将来の感染から体を守る抗体を作ることが多い。期待されるのは、回復後の患者から採取した、抗体を多く含む血漿を重症患者に輸血すると、疾患と闘う一助になることだ。同様のアプローチはエボラ出血熱や1918年のインフルエンザのパンデミックなど、過去の流行時にも使われた。
回復期血漿とは何か 早わかりQ
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