日本人にも、ヨーロッパ産のミネラル・ウォーターを好む人が増えているが…(写真はイメージです) Photo:PIXTA

今年の夏は新型コロナ予防による外出自粛で旅行をガマンした人が多いのではないでしょうか。そこで今回は、家にいながら旅行気分を味わえる、おもしろ地理学会の『フシギな謎と新発見!読んで旅する秘密の地図帳』(青春出版社)から、世界の人気スポットにまつわる意外な裏話を紹介します。

北極よりもオーロラを見られる確率が高い場所とは

 カナダ北西部、ノースウエスト準州にある小さな都市、イエローナイフ。ここは夜空に広がる「オーロラ」観光で、世界的に有名な町だ。日本でいえば、北海道よりもはるか北にあるが、他のオーロラの名所の北欧や南極にくらべれば、緯度は高くない。そのような場所で、どうしてオーロラが高確率で見られるのだろうか?

 オーロラ発生の仕組みから紹介すると、その発生には地球に届く「太陽風」が関係している。太陽風は、100万度という超高温のコロナガスが、太陽の重力を振り切って惑星間空間へ吹き出したもの。このガスには、プラスとマイナスの電子を帯びた小さな粒子が含まれていて、地球周辺まで達すると、上空の薄い空気のなかで酸素や窒素とぶつかり、光を発する。それが、オーロラの正体だ。

 太陽風には磁気も含まれ、地球の発する地磁場に引き寄せられるという性質がある。北極や南極の周辺では、極地の磁場の流れに誘導されて太陽風が集まるため、高緯度の場所で、オーロラがよく出現するというわけだ。