米カリフォルニア州の連邦地裁判事は24日、人気ゲーム「フォートナイト」を巡り開発企業のエピックゲームズとアップルが対立している問題で、エピックはアップルのソフトウエア開発ツールへのアクセスを維持することができるとの仮命令を下した。ただ、フォートナイトのアップストアへの復帰は認めなかった。イボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ判事は仮命令で「アップルは厳格に行動することを選んだ」とし、このため当事者以外も参加する「開発者エコシステムに影響を与えた」と述べた。審理はオンラインで行われた。アップルはエピックに対し、フォートナイトで導入した決済システムの削除を要求し、そうしなければ8月28日にソフトウエアの配信や更新に必要となる開発者ツールからエピックを締め出すとしていた。この決済システムにより、エピックはアプリ内の購入に対しアップルが課す30%の手数料を回避することができる。