米顧客情報管理(CRM)ソフトウエア大手セールスフォース・ドットコムには、まだしばらく「ダウの呪い」はかかりそうにない。24日にダウ工業株30種平均の構成銘柄に新たに採用されたセールスフォース。同社が25日午後発表した第2四半期(5-7月期)決算は、予想を上回る好調な内容だった。法人顧客が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応策としてテクノロジー関連予算を削減していると報じられていたため、企業向けソフトウエア販売最大手のセールスフォースは、当然その影響を受けるとみられていた。クラウド型顧客管理のパイオニア、セールスフォースには、このようなハイテク予算削減の影響が及んでいないようだ。同四半期の売上高は前年比29%増の51億5000万ドル。「請求額」は47億5000万ドルと前年比34%急増し、市場予想を大幅に上回った。これは、サブスクリプション型クラウド事業の取引規模を見る上での主要指標となる。
ダウ銘柄入りのセールスフォース、当面好調継続か
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