モバイル決済サービスを手掛ける米スクエアのアプリ「キャッシュ・アップ」はまるで銀行のようだ――利用者はデジタル上でマネーの保管や送金を行うことができる。だが、投資家は銀行に似ていることを気にしているようには見えない。銀行株が総崩れとなる中、スクエア株は1日までの1カ月に28%、年初からは166%値上がりした。スクエア株の急騰を支えているのが、大人気のキャッシュ・アップだと投資家やアナリストは言う。利用者はこのアプリを使って、スマートフォン経由で送金やプリペイドのデビットカードによる購入ができるだけでなく、ビットコインや個別株への投資が可能だ。キャッシュ・アップが快走するきっかけとなったのは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)。同事業の4-6月期(第2四半期)収入(ビットコイン取引を除く)は前年からおよそ倍増となる3億2500万ドル(約345億円)に達した。
米スクエア株の快進撃、秘密は人気アプリに
決済アプリ「キャッシュ・アップ」は送金の他、商品購入や株売買も可能
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