――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  8月の米雇用統計について、見た目ほど好調ではないとあら探しをすることは可能だが、いい内容であることは否定しようがない。  米労働省が4日発表した8月の雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比約140万人増加。7月の170万人増よりは伸びが鈍化したとはいえ、エコノミスト予想(約130万人増)は上回った。また、失業率は前月の10.2%から8.4%に改善し、エコノミスト予想(9.8%)以上に低下した。