中国の輸出額に占める国内で生産した
付加価値の比率(2015年)

中国の輸出額に占める国内で生産した付加価値の比率(2015年)
出所:経済協力開発機構

 1990年代以降の経済グローバル化の主役は、低賃金の豊富な労働力を目当てに先進国企業が進出して「世界の工場」となった中国だった。ただ、当初は他国で製造された中間財を組み立てた最終財の輸出に終始したため、輸出額の大きさの割に中国自身の儲けは少なかった。

 その反省から中国は国主導の産業育成を通じて輸入代替を進めてきた。輸出額に占める国内で生産した付加価値(輸入した投入財の価値を除く)の比率は、金融危機の頃まで低下を続けた後は上昇に転じ、2005年の74%から10年間で83%まで上昇した。