ソフトバンクグループ(SBG)は14日、傘下の英半導体開発大手アーム・ホールディングスを米画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディアに400億ドル(4兆2400億円)で売却することで合意したと発表した。SBGは、アームは同社の最も重要な戦略的資産の1つだとし、エヌビディアとの組み合わせによって、アーム単独の上場より大きな潜在能力を発揮できる見込みだと述べた。SBGによると、アームの売却には、英国や中国、欧州連合(EU)、米国の規制当局の承認が必要となっている。アームは契約時に現金20億ドルを受け取る。SBGとビジョン・ファンドは取引完了時に現金100億ドルと215億ドル相当のエヌビディア株を取得するほか、アームの業績に基づき最大50億ドルを追加で受け取る可能性がある。取引完了後、エヌビディアの株式6.7~8.1%を保有する見通しだという。