ふくもとさわこ
1969年姫路生まれ。神戸女学院大学卒業。大学卒業後は金融機関に勤務し、結婚を機に専業主婦に。
我が子が小学生になり親の手が離れたタイミングで、子育ての経験が生かせ、能力開発ができる0歳からの大手学習塾チェーンで教室を開校。指導生徒数延べ6万5000人以上。一生時計は読めないと医師に告げられた子が時計を読めるようになるなど、どの子も賢くなると評判となり、加古川市にある地元密着型の寺子屋方式の塾でありながら、近隣の町だけでなく、神戸市や明石市、高砂市、播磨郡からも生徒が集まっている。直近の6年間だけでも、卒業生の合格実績は東大3名、京大2名ほか、国公立、早慶、MARCH、関関同立など多数。
お母さんの笑顔が賢い子に育てるのに重要な要因であることから、お母さんの不安や悩みを取り除き、笑顔にするための面談を熱心に行う。今までに延べ7000人以上にアドバイス。面談では子どもの学習法に留まらず、効率的な家事の仕方、生活習慣、夫婦の事、お姑さんとの付き合い方、職場の悩み相談にものる。そんな中、生まれたのが朝15分学習法。
著者自身が我が子に学校に行く前に学習させていたやり方を、フルタイムで働くお母さんでも、子どもが幼児でも小学生でもできるようにメソッド化したもの。
朝学習する習慣がつけば、中学生になっても自分で早起きができ、テスト前など必要があれば夜更かしではなく早起きして学習するようになる。お母さん自身の家事、仕事、子育ても楽になり、毎朝子どもと時間を共有するので親子の絆も深まるメソッドである。
笑顔がいっぱいで賢い子になる子育てを世界中に広めるために日々奮闘中。

【著者からのメッセージ】

「朝15分学習法」は、何歳でも、明日からすぐ始められる、
子どもみんなが賢くなるメソッド 

 お母さんは、テスト前なのに勉強もせずゴロゴロして、スマートフォンをいじっている子どもを見ると、ついイライラしてしまうものです。そして、つい言ってしまいます。

「勉強しなさい!!」

 しかし、子どもは親に勉強しなさいと言われるほど、勉強したくなくなる生き物です。「うるさいなあ」と言いながらも机に向かってくれればいいほう。でも、もしかしたら勉強しているふりだけかもしれません。

 もしくは「今やろうと思っていたのに!」と怒りだし、かえって勉強が手につかなくなり、フテ寝してしまう子もいるでしょう。

 子どもは子どもなりに「やらなきゃ」とは思っているのです。しかし、どんなことも始めるにはエネルギーが要ります。そろそろやらなきゃ…とノロノロと腰を上げようとしたところに親から「勉強しなさい!」と言われると、つい「やろうと思っていたのに!」と反発してしまうのです。

 親が子どもに「勉強してほしい」と言うのは、「子どもには幸せな人生を歩んでほしい」と願っているから。自分が勉強してきた親はもちろん、自分があまり一生懸命勉強してこなかった親も、「大人になってから後悔したから、子どもに同じ思いをさせたくない」と教育熱心になるケースは少なくありません。

 勉強してきた親も、してこなかった親も、「基礎学力」が足りないとさまざまな場面で苦労することを知っています。だから自分の子どもには、まず目の前の勉強に真面目に取り組んでほしいのです。

 どうすれば自分から率先して勉強する子どもになるのか。地頭が良くて感情のコントロールができる、いわゆる”賢い子”に育てる秘訣は何なのか…。子どもを持つ親の悩みは尽きません。

 そんな親御さんたちに私が提案しているのが、「朝15分学習法」。毎日、朝ご飯を食べる前に15分だけ学習するという学習法です。毎朝の15分を習慣化すれば、学習することが当たり前になり、親があれこれ言わなくても自主的に学習するようになるのです。
 何歳でも、明日からすぐ始められる、子どもみんなが賢くなるメソッドですので、「子どもがなかなか勉強してくれない」「勉強の習慣が全然身につかない」と悩んでいるお父さん、お母さんに、ぜひ試してほしいと願っています。
『頭がよくなる朝15分学習法』はじめに より)

本書の主な内容

頭がよくなる朝15分学習法 目次

はじめに
「朝15分学習法」は、何歳でも、明日からすぐ始められる、子どもみんなが賢くなるメソッド

第1章    「朝15分学習法」の効果とは?
「朝15分学習法」とはなにか
どうやって「朝15分学習法」に行きついたのか
「朝15分学習法」はなぜ成果が上がるのか

第2章    「毎朝15分」でカンタンに学習の習慣が身につく
朝15分であれば、起きる時間を変えずに実行できる
「朝ご飯を食べる前」と決めると、習慣化しやすくなる
子どもは疲れているときには学習できない
朝学習が習慣化すれば、中高生になっても夜更かししなくなる
「朝学習の効果」の根拠は?
覚えるのが苦手な中学生にも効果大

第3章    「朝15分学習法」はみんなが幸せになる方法
朝学習が定着すれば、親の生活にもメリットが大きい

第4章    「朝15分学習法」を続けるコツ
今日やるべき学習が終わっていなくても、早寝を優先
休日も、生活リズムは崩さない
朝学習が習慣化するまでは、「お酒の量」を決めておく

第5章    「朝15分学習法」年齢別・早起き学習のポイント
0歳から2歳までに「習慣化させるコツ」
0歳から2歳までのお勧めの学習内容
■「ことばカード」
■「折り紙」
■「絵本」
15時以降のお昼寝は思い切ってなくす
目で見て言って聞かせ、我慢を教える
3歳から5歳までの「習慣化させるコツ」
3歳から5歳までのお勧めの学習内容
■「塗り絵」
■「迷路」
6歳から12歳までの「習慣化させるコツ」
6歳から12歳までのおススメの学習内容

第6章    「朝15分学習法」教科別・学習能力の育て方のポイント
国語 高い読書力がすべての基礎に。本好きに育てるには読み聞かせから
読み聞かせの途中で、子どもがうろうろしても気にしない
子どもたちに人気の本・読書力がつく本
日常生活の中で、子どものことばの力を育てるコツ

算数 日常生活の中で「数字」に慣れ親しませる
子どもの「欲」を絡めると、必死に自分から学ぶ
「風船遊び」で数を数える力を伸ばす

英語 幼児期から多くのことばに触れることで「英語脳」を作る
小学校低学年までは文法を教え込まない
読み聞かせに「英語の絵本」も取り入れよう

理科 日常生活の中で、理科の実体験を積む
お風呂で「浮力」を学ぶ
メダカや虫を飼う、花を育てるなどして「生態」に触れる

社会 経験+ワクワクで賢くなる

おわりに お母さんへのメッセージ