米大統領選の2人の候補が新型コロナウイルス対策を巡るメッセージ発信に磨きをかけている。ジョー・バイデン前副大統領は連邦政府主導でどこでも利用可能な定期検査を推進する考えだが、これはドナルド・トランプ大統領による従来戦略の大部分と対照を成すアプローチだ。トランプ政権は各州に資金を振り向け、州が独自の判断で検査や感染追跡に支出できるようにしている。また、州による検査用綿棒や薬品の調達を支援してきたほか、高齢者施設や州知事が自由裁量で配布できるラピッドテスト(迅速抗体検査)キットをこのところ大量に発注している。政権当局者は、各州が必要性を判断し、それぞれの検査計画を連邦政府と調整する態勢が整っていると述べている。
バイデン氏とトランプ氏、コロナ検査で好対照
民主党候補は連邦政府主導を主張、現職大統領は州の裁量を重視
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