米小売り最大手ウォルマートの時価総額が3日、1兆ドル(約156兆円)に達した。この大台に乗せた従来型の小売企業は同社が初めて。ウォルマートは、アマゾン・ドット・コム、エヌビディア、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフトなどが名を連ねる「1兆ドルクラブ」の仲間入りを果たした。1兆ドル企業は少ないが、増加傾向にある。ウォルマートの株価はここ数カ月で急伸している。オンライン事業の成長に対するウォール街の期待や、効率化を目的とした自動化・人工知能(AI)技術への投資が原動力となっている。低価格、迅速な配送、幅広い品ぞろえを求める買い物客の増加も売上高の押し上げ要因だ。モルガン・スタンレーの小売業界アナリスト、シメオン・ガットマン氏は2001年からウォルマートを調査してきた。時価総額1兆ドルに至るまでの過去10年間の同社の変化について、「小売企業のこれほどの大転換は見たこともない」と話す。