米民主党大統領候補のジョー・バイデン氏は16日、新型コロナウイルスワクチンの安全性を巡るドナルド・トランプ大統領の発言は信用できないとの見方を示した。政府は透明性を確保し、意思決定に科学者を参加させるべきだと主張した。バイデン氏は出身地のペンシルベニア州での演説で、いかなるコロナワクチンも安全性と有効性についての科学的な基準を満たし、意思決定が「政治ではなく科学に基づいて」で行われるよう、トランプ氏に求めた。また、ワクチン配布が「少しのえこひいきもなく」、安全かつ無償で行われることを確実にする必要があると述べた。トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、バイデン氏に反ワクチン論の宣伝をやめるよう求めていると述べた。「なぜならば、彼らがしていることは全てわれわれの行為の重要性を傷つけているからだ。彼らは無謀にも生命を脅かしている。そんなことはしてはいけない」と語った。
バイデン氏、ワクチンで「トランプ氏信用できず」 科学者の判断強調
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