三井住友海上の舩曵社長が退任しグループ経営に専念

「今だからこそ読みたい!注目特集」では、ダイヤモンド編集部が、これまで公開した膨大なコンテンツの中から人気記事を厳選。再配信して読者の皆様にお届けします。今回は2026年1月に読者の反響の大きかった記事を紹介します。連載『ダイヤモンド保険ラボ』から、以下の記事を再配信します。(記事初出時:2026年1月6日 ※記事内容は初出時のまま)

損害保険大手の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が2027年4月に合併するが、その1年前の26年3月に三井住友海上の舩曵真一郎社長が退任し、持ち株会社との社長兼任を解消する。後任の社長候補たちについてはすでに人事委員会で検討が開始されており、連載『ダイヤモンド保険ラボ』の本稿では、次期社長候補の5人の実名を明らかにする。(ダイヤモンド編集部副編集長 藤田章夫)

三井住友海上の舩曵社長が退任
次期社長候補5人の最終リストを公開

 2027年4月に合併する、損害保険大手のMS&ADインシュアランスグループホールディングス(HD)傘下の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険。合併新会社の社名は、三井住友海上あいおい損害保険となる予定で、持ち株会社の方は、三井住友海上グループとなる。

 新会社の売上高に相当する正味収入保険料は単純合算で3兆1095億円(25年3月期)となり、損保業界トップの東京海上日動火災保険の同2兆5188億円を抜いて、国内首位の規模となる。

 もっとも、利益面では東京海上の背中はまだ遠い。東京海上の当期純利益9497億円(同)に対し、三井住友海上とあいおいニッセイ同和の両社を合算しても5686億円でしかないからだ。そこで新会社は、30年度に7000億円の利益水準を目指し、将来的には1兆円規模にまで利益水準を引き上げることを目標としている。

 この目標を達成するには、グループ経営の強化が待ったなしだ。そこで、MS&AD HDと三井住友海上の社長を兼務する舩曵真一郎社長は26年3月末に三井住友海上の社長を退任し、持ち株会社の経営に専念する方針を固めている。そして、25年10月下旬に開かれた人事委員会では、後任の社長候補者である5人の名が記された最終リストが提示され、候補者の選定が進められている。

 次ページでは、その5人の社長候補者たちの実名を明らかにするとともに、意外な2人の名前が含まれていた点についても詳述する。