中国の人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社は23日、首都ワシントンの連邦地裁に対し、国家安全保障上への懸念を理由としたトランプ政権による同社アプリのダウンロード禁止措置を差し止めるよう求めた。TikTok側の弁護団は裁判所に提出した差し止め請求文書で、米国政府によるダウンロード禁止措置は言論の自由に反し、適正な法的手続きを踏んでいないと訴えた。TikTok側は8月24日、カリフォルニア州の連邦裁判所にドナルド・トランプ大統領と商務省を提訴したが、ワシントンの裁判所の方が規制問題に関連した訴訟を行うのに適しているとし、その後取り下げていた。