エリア内にはファーマーズマーケットもたくさんある
Photo:Grupo Pico

 フードマイレージとは、直訳すれば「食料の移動距離」。これを短縮して食料・食材の輸送時に発生する二酸化炭素を減らし、地球にやさしい食生活を送ることを目指すという考え方で、1990年代半ばにイギリスで生まれた。

 今では「地元の食材を地元で消費し、エコで健康的な食生活をしよう」という概念を表す言葉となっている。

 フードマイレージ先進国のひとつであるカナダで今、最も注目を集めているのが、トロントの東、約120キロメートルにあるプリンス・エドワード・カウンティだ。